Want to read this blog in English?→Here
「子育ての難しさ」は自身が親になると身にしみて感じますよね。多くの人の場合自身の親から感情的に伝授された従来の子育て法を自身の子どもにも当てがおうとしているから子育てが難しいと感じるのです。我々の親世代がが最善を尽くして子育てをしてくれたように、我々も自身が最良だと信じる子育て法で育児をしようとするものです。しかし親に感情的に躾けられた人の場合、その記憶を少なからず反映した子育てをしてしまうものです。
従来の子育て法の全てを否定するわけではありませんが、まずその記憶を払拭する必要があるのではないでしょうか。ここで先ず、より良い親になる為に型を打ち破るポジティブな子育て法をお教えします。
子育て法には様々な手法がありますが、ここで最もお伝えしたいことはお子様の日々の経験がどれだけその後の人生の展開に影響するかということです。
ここでお教えする子育て法は最短でポジティブな結果をもたらす可能性を秘めたものなのです。では、あと少しの努力をお子様にしてもらうに親御さんは何をしたらいいのでしょうか?お子様が問題解決や他人との交渉事など、なかなか前向きに取り組み辛い事柄に挑んだ際、その行動を親御さんは前向きかつ積極的に肯定的してあげることが大切なのです。
最も良い子育て法は親御さんが「コンテクストクリエイター」になることなのです。それではコンテクストクリエイターとは何なのかご説明いたしましょう。例えばお子様がクラスメイトと喧嘩をしてしまって負の思考回路に飲み込まれてしまっている際、コンテクストクリエイターとしての親御さんの役割は
何故この困難な状況に陥ってしまったのかを分析して、お子様の不快な気持ちの根源を紐解いて、今回の状況の違う視点からの捉え方、状況を脱却するための次のステップなどを一緒に考える事で負の思考回路からお子様をぬけださせてあげる事なのです。
親御さんが意図的に肯定することで、お子様に安心感を与え自尊心を向上させる事ができます。大人にも同じことが言えますが、子どもは経験や他人との関わりを通して自分自身を偶像化して記憶にとどめます。このように記憶した事柄がその後の交友関係に大きく影響するようになるのです。お子様に肯定的なフィードバックを与えることで将来の交友関係の中で重要な役割を担える人格を形成していくのです。
これを繰り返し行っていくことで、自身の力で己を強くしていく自己強化サイクルのスイッチが入るのです。自尊心が高いステータスにあることで、努力をする前向きなスイッチが入る為、日々の出来事を通して時間をかけて交渉術をさらに磨いていくのです。そして自身の力で彼ら・彼女らをさらに人生の軌道に乗せることができるようになるのです。
また、当事者同士が共に感情的で攻撃的でない場合は以下の方法が有効です。
子ども達が自身の力で紛争を解決する時に自立心が培われます。つまり時には親が干渉しないことが大切になってきます。当事者が興奮している場合はまず両者を離して落ち着かせることが重要ですが、今回の場合先ずすべき事は隔離せずに当事者を落ち着かせて適切な対話を持って問題を解決できるように促すこと、なぜ怒っているのか、紛争に至った経緯を自分自身の力で説明してもらうのです。ここでの一番の良い結末は両者間の遊びの再開、そして最大の成果は親御さんの後押しがお子様の自立と友情の継続に繋がったということをお子様が認識してくれることです。
小さなお子様の場合問題の原因を明確にできないことは多々あることです。時には事実でないことを創造して結論に先走ってしまいます。例えばわざとではない友人の行動を悪だと決めつけて非難したり、みんなが自分のことを嫌っていると主張したりするが、その根本にあるのは自身の他者に対する攻撃的な振る舞いであったりする場合があります。この場合は大人が介入して自由回答形式の質問を使用して明確に導いてあげることによって問題が解決する可能性があります。
子ども達の交渉が円滑に行われるには沢山の場数を踏んで高等な技が必要になります。そのため、お子様は親御さんの前向きな肯定が大きな力になるのです。親御さんによる対話によるコミュニケーション、自由回答形式の質問の使用方法、当事者への敬意、時間とスペースとお子様への励ましが
お子様自身の積極的に話を聞く姿勢や感情のコントロール方法、創造性、共感すること、問題解決能力などを後押しするのです。
誰しも皆、時に保護者のサポートが必要になることがあります。子どものために完璧な親になろうとすることは肉体的にも精神的にも大変労力のいることです。偉大な親になるという事は「完ぺきな親像」を闇雲に模索するのではなく、人間とうものを理解することなのです。日々の出来事に追われてがむしゃらに前に進むことは避けられないかもしれませんが、時には親も自身の為の時間やスペースを確保することが大切です。そしてなによりも大切なのは親御様が最大の理解者であるとお子様が感じることなのです。それはつまりお子様が困っている時に必ず寄り添ってあげることなのです。