子育て:節目の比較評価 (Bilingual Kids Co., Ltd インターナショナル幼稚園)

昔は節目を意味する「マイルストーン」は、旅人に距離を表示するため1マイルごとに設置された標石のことを指していました。これは旅人に安心感、方向そして励ましを与えてくれました。

 

現在「マイルストーン」は、人としての成長の節目を表す言葉としても使われています。節目は大まかに標準的な子どもの成長及び何かの能力が身に付くまでの時間を表すために使われます。おおよその流れが予測できるように節目とされています。

 

ただし情報が多すぎて心配されている保護者さん、節目はあくまでも一般的なガイドラインです。

 

第一子の成長が軌道に乗っていなくてもパニックに陥らないでください。子どもは自分のペースで成長するので、節目は大まかに解釈されるのが一番です。他と比べて早く迎える節目もあれば、遅いものもあります。能力も大きく異なります。例えば、9ヶ月で歩き出す子どもと*19ヶ月で歩き出す子どもではどちらが標準的な範囲に当てはまるでしょう?正解はどちらもなんです!

 

子どもの間で差が生じる大きな原因の一つに環境が挙げられます。乳児が遊べる空間が広いとハイハイや歩き出すのが早い可能性があります。都内の子育て世代はあまり広くないマンションに住んでいることが多く、成長にある程度影響はあるかと思われます(これに関しては次の投稿を参照してください)。自分及びパートナーの遺伝も関係してきます。どちらかが歩き出すのが「遅かった」場合、子どもにも影響あるかもしれません。

 

節目は子どもに合った体験をタイミングよく与えるのには役立ちます。ただし後退することもあることを覚えておいてください。生活環境の変化、例えば出産により気が赤ちゃんに向くかもしれません。それまでは順調にトイレトレーニングが進んでいても、急に失敗するようになってしまうかもしれません。

 

* (もし23ヶ月でまだ歩き出していないようなら医者の診断を推奨します)