乳児の身体的発達を促す8つのポイント (Bilingual Kids Co., Ltd インターナショナル幼稚園)

ハイハイは乳児の身体的発達において大きな節目です。これは自立への第一段階であり、歩行へ向けての一歩です。自宅で安全に前進するポイントをいくつか挙げましょう。

 

1)  安全性 子育ては常に安全第一なのは言うまでもありません。大きくなれば多少のリスクを取らせた方が健全ですが、乳幼児のハイハイには大人が先回りする方が得策です。事故はあっという間の出来事なので可能な限り目を離さないでいるのに越したことはありません。危険な物は届かないところへ遠ざけ、扉の隙間には気をつけ、コンセントは塞いでおきましょう。

 

2)  家具 乳幼児は大抵家具に掴まって立とうとします。そのため、転倒しそうな不安定な家具には注意した方がいいでしょう。コーヒーテーブルのような低いテーブルや、角が尖っている椅子などもぶつけてしまうと危険です(コーナークッションは百円ショップやDIYストア等でも入手可能)。とてもいいのは家具を一列に並べ、長い距離をつかまり歩きできるようにすることです。

 

3)  部屋を確認  最も危険なのはぶら下がっている紐状のものです。ブラインドコードなどはループになっている上、床に届くほど長いので子どもの首にひっかかり窒息するかもしれません。ひょっとしたらふざけて首に掛けるだけかもしれませんが、そのまま転ぶと危険です。テーブルクロスの端も乳幼児が掴まって立とうとするかもしれません。熱い飲み物や包丁も注意です!アイロンやケトル、フライパンにも電源コードが引っかかるかもしれません。重さのある電化製品も大きな怪我の元になります。

 

4)  適切な衣類 ハイハイする乳幼児には適切な服と適さないものがあります。乳幼児の膝を守るのに短いものより長ズボンの方がお勧めです。薄手木綿のズボンは暑い時期に丁度いいでしょう。女の子の場合は膝に引っかかるので長いワンピースは避けた方が良いかもしれません。

 

5)  広いところで遊ばせる 以前も書いたように、都内の住宅は狭いところが多いです。すると必然的にハイハイして動き回るスペースも狭くなります。この場合、広い場所へ頻繁に連れ出してあげることが大事になります。地元の児童館で同年代の子供たちとたくさん動き回れる場所へ連れていってあげましょう。芝生の公園や、地元の情報が入手できるようにママたちの集まりにも行ってみるのもいいかもしれません。

 

6)  裸足が一番 環境と接するのは乳幼児にとって重要です。小さな足の指は手と同じく繊細で、バランスを取るのに重要な役割を果たしています。ハイハイ時に靴を脱がせてあげるのは良い心遣いです。普通のソックスでは脱げやすいので滑り止め付きのものやタイツなどがいいでしょう。つま先周りに刺繍のあるソックスは内側の糸に指が絡み、血の循環が止まってしまうこともあるので避けた方がいいかもしれません。

 

7)  先回り ハイハイしている乳幼児がスピードアップするとかなりの速さになり、以前よりも早く事故に合いやすくなります。乳幼児が常に見えるところで作業するのがよいでしょう。トイレなどで離れる場合はプレイペンなどの中で遊んでいてもらいましょう。

 

8)  待つこと 子どもがまだ準備ができていないことを急かせてやらせるのはやめましょう。 必ず乳幼児に最初の一歩を踏み出してもらいます。 都内には子育て支援の相談所が必ずいます。何かおかしいと思ったらまず専門家に尋ねてみましょう。