あなたの赤ちゃんは8ヶ月〜12ヶ月ですね。おめでとうございます!今まで無理だと思っていたことも、そろそろ出来てくる時期です。一人でお座り、ハイハイ、物の認識など色々あります。赤ちゃんの身体発育について考えるのに早すぎることはありません。まさに今がチャンスです。
大人でも体が運動を必要とし、心が刺激を求めるのと同じように、幼い赤ちゃんも運動や刺激を欲するのです。
それを満たすには様々なアイディアがありますが、とっかかりになる14のポイントをまとめてみました。
· まず座らせてください。玩具を見せて、それを赤ちゃんの後ろに置きます。すると回って玩具を拾うという新しい動きが取り入れられます。座った位置から動くと筋肉を複雑に動くことになるのです。玩具を拾うのに微細運動スキル(指先の動き)も鍛えられます。
· リビングの床に枕やクッションをバラバラに配置し、柔らかいアスレチックコースを作ってあげましょう。赤ちゃんに避けてハイハイしてもらうのです。向きを変える度に違う筋肉を使うようになります(粗大運動スキル)
· 温かいおしぼりと冷たいおしぼりを用意しましょう。身体は感覚も関わってくるので、赤ちゃんに色んな種類の感覚を経験してもらうのはいいことです。
· ボタンを押す玩具を紹介してあげましょう。取っ手、ボタンやスライド式パーツがある玩具だと微細運動スキルにも役立ちます。
· 赤ちゃんが部屋の反対側にいるときは、大人も四つん這いになって来てもらうようにしましょう。長い距離をハイハイしてもらうことで小さな筋肉が発達してきます。
· 赤ちゃんに立つ練習をしてもらうときは安定感のある家具の近くで行いましょう。これを定期的に行うのは良いですが、必ず大人のそばでやりましょうね。
· 大きな段ボール箱を置いてトンネルのようにくぐり抜けてもらいましょう。これも粗大運動スキルに役立つ方法です。
· 赤ちゃんの隣に玩具を一つ置きましょう。片手で玩具を拾うことで視覚・手指[目と手の]協調(運動)を鍛えることができます。
· わらべ歌をたくさん聴かせてあげましょう。好きな歌があれば一緒に歌ってあげると絆も深まり、リズム感も育ちます。
· リビングの真ん中で仰向けになり、赤ちゃんが好きな玩具や物をお腹にのせましょう。大人の体の上を這い回るのはきっと楽しいはずです。物を掴むのに微細運動スキルを使い、体も動かすので粗大運動スキルも発達します。
· 赤ちゃんにサランラップ等の芯を2本(片手に一つずつ)与え、芯同士を合わせて叩いてもらいましょう。これは自己表現にも繋がり、視覚・手指[目と手の]協調(運動)も鍛えられ、手や手首の筋肉にも効果あります。
· 座ったポジションでボール遊びをさせましょう。柔らかいボールを赤ちゃんに転がし、捕まえてもらいましょう。バランス感覚も養われ、微細運動スキルにも役立ちます。
· 立ったポジションで支えてあげ、そこから座るまでゆっくり優しくお尻や膝を動かしてあげましょう。こうすることで立ったところから 座るまでの動きを見せてあげることができ、バランス感覚も養われます。
· 今度公園に行ったら、ブランコやスプリング遊具に乗せ、支えてあげながらゆっくり揺らしてあげましょう。これもバランス感覚を養うのに役立ちます。
以前にも書きましたが、チャンスはいくらでもあります。この3つの分野を頭に入れておくといいでしょう。粗大運動スキル(腕や脚のような大きな筋肉を動かす能力)、微細運動スキル(指先やつま先)、そして体の感覚への刺激です。
そしてもう一つ付け加えたいことがあります。大人はよく赤ちゃんと手をつないで「お散歩」に行きたがりますが、これは子どもにとって不安定で居心地悪く不安なことかもしれません。家具や座っている大人の肩に掴まって立ってもらう方がいいときもあることも覚えておきましょう。